共振現象とは
地震の揺れの周期と建物の固有周期(建物が1回揺れる時間)が一致することにより建物の揺れは増幅されます。
このことを、共振現象と言います。
身近な所では、ブランコの揺れも共振現象を利用した遊びです。
タイミングを合わせて力を加えることで、どんどん揺れが大きくなります。
ブランコの場合
建物の場合
こちらの動画で共振現象のモデル実験をおこなっています。
建物の固有周期は、「高さ」「固さ(耐震性)」「重さ(荷重)」などによって決まります。
戸建住宅は短い周期の地震に共振しやすい
同じ強さ(震度)の地震波でも、揺れの速さ(周期)によって共振現象を起こす建物は異なってきます。
高さの低い戸建住宅の場合は、短い周期の揺れで共振が起こりやすくなり、
高層の建物は周期の長い揺れの場合に共振が起こりやすくなります。
キラーパルスとは
周期が約1〜2秒の揺れを「キラーパルス」と呼ばれており、木造住宅に大きな被害をもたらす特徴があります。
阪神大震災や熊本地震でもこの揺れが起きたと言われております。
共振を防ぐためには
地震の周期(揺れの速さ)は、地震が発生する場所や深さ、地盤の固さなどが要因は様々で、予測することはできません。
建物が倒壊してしまうほどの共振(キラーパルス)を防ぐためには、建物の揺れを吸収することが対策の一つです。
MER SYSTEM※1は様々な振動周期に対応
※1 Pillow Type Cross Type
MER SYSTEMは、周期の短い早い揺れから周期の長いゆっくりとした揺れまで様々な振動周期に対応します。
この速度に依存性がないという特徴を持った制震効果が共振現象を防ぎ建物を守ります。
この速度に依存性がないという特徴を持った制震効果が共振現象を防ぎ建物を守ります。