地球上には多くのプレートがあり、様々な動きをしています。こうしたプレートの運動により、プレート同士が接する場所には徐々に歪が生じます。プレートが歪に耐え切れなくなると、歪を解消しようとして急激にプレートが動き地震が発生します。
一連の地震の中で最も規模が大きい地震のことを本震といいます。 本震より先に起こる小さな地震を前震といい、本震の後に起こる多数の小さな地震を余震といいます。余震は震源の浅い地震ほど起こりやすく、大地震では本震で倒壊しかかった建物などが余震で倒壊してしまうこともあるので注意が必要です。
いざというときのために住宅の耐震性を高めておくことはとても重要です。
日本の周りには北アメリカプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレートがあり、
プレートとプレートの境目も数多くあるので、地震が発生しやすい環境と言えます。
地震が発生したとき、「マグニチュード」や「震度」といった言葉を良く耳にしますが、
マグニチュードは地震の規模を、震度はある地点での揺れの大きさを表しています。
例えばマグニチュードが大きくても、震源からの距離が離れていれば震度は小さくなり,
逆にマグニチュード小さくても、震源からの距離が近ければ震度は大きくなる傾向があります。
また、地盤が軟らかい場所は、硬い場所より震度が大きくなる傾向があります。
多くの被害を生んだ阪神・淡路大震災はマグニチュード7.3、最大震度7。東日本大震災はマグニチュード9.0、最大震度7の大地震でした。
阪神・淡路大震災直後に亡くなった人は、住宅や家具などの倒壊による圧迫死が88%にのぼり、死因のほとんどを占めています。
地震が明け方に起きたことから、多くの人が寝たままの状態で壊れた住宅などの下敷きになりました。
今後30年以内に、大地震が発生する確率は高く、住宅の耐震性を高める必要性が増してきています。