従来品との比較
従来品のジョイント部分は一方向のみの可動タイプでしたが、新しい
MER SYSTEMはジョイント部分にベアリングユニットを採用しています。
ベアリングユニットの特徴
MER SYSTEMの本体と取付金具(ブラケット)のジョイント部分に使用されているベアリングユニットはピロボールと呼ばれる金属球を用いた可動部品です。
柔軟な摺動が可能になったことで他方向の建物の揺れに対応出来るようになりました。
ベアリングユニットの動き
ジョイント部分をベアリングユニットにすることにより、
従来の縦方向の動きはもちろんのこと、横方向にも動きます。
あらゆる方向からの揺れに対しスムーズに対応します。
ベアリングユニットの効果
① 多方向からの揺れに対応
建物の場合は横・縦(X・Y)方向それぞれで建物を地震や風から守るために筋交いや構造用合板等の耐力壁の量を計算し設計を行っています。
しかし、実際の地震は複雑で建物の斜めから力が加わり、斜めに揺れることもあります。
また、窓や間取りによって耐力壁のバランスが悪いと建物が揺れる際に『ねじれ』という変形をおこしてしまいます。このような場合ベアリングユニットが上下左右に可動するため『あらゆる角度からの揺れに対応』します。
② 取付部分等の負担軽減
建物が斜めに揺れる場合やねじれが起きた場合に、取付金具(ブラケット)は梃子(テコ)の原理で取付部分や金具に大きな負担がかかり破損する可能性が高くなります。ベアリングユニットが摺動することで『取付部部等の負担を軽減』できます。
③ 古い建物への設置が可能
古い建物等で柱そのものが捻れている場合、取付金具を自由な角度にすることで柱の面と隙間なく取付けることができます。