02 低コストで導入可能な地震対策

余分な工事もなく 取り付け可能。
だから
低コスト

地震対策の「⽊造住宅⽤制震装置MER SYSTEM(エムイーアールシステム)クロスタイプは、柱と梁(桁)にそのまま簡単に取り付けることができます。設置による追加部材(引き抜き⾦物等)や設置部材の加⼯・製品サイズの調整、また構造計算やN値計算等の⾒直しが⼀切不要です。製品以外に余分なコストを掛けずに設置することが可能です。また、⼤型の制振装置の場合は、設置をする為に新しく壁を設けるなど間取り(プラン)に制約を受けますが、制振装置MER SYSTEM(エムイーアールシステム)クロスタイプはコンパクトなので、間取り(プラン)の制約無くバランスよく効果的に設置して頂けます。

取付風景
さらに制振(制震)効果を数値化した解析書も無料

地震対策で、万が一の安全はもちろん、
コスト面での安心も

地震が起きた際に建物が全壊すると、建て直しの費用は約2,500万円〜3,000万円。半壊で済んだとしても、住める状態に建物を修繕するには、約1,700万円〜2,100万円と、非常に高額なお金がかかります。
「木造建築用制震装置MER SYSTEM(エムイーアールシステム)クロスタイプ」の導入費用は約50万円/棟※ つまり、地震対策をしっかりと行うことは、万が一の際の安全を確保すると同時に、お金の不安に備えることにもなります。

1階建築面積20坪 2階建の場合のコスト比較

住まう方の命・財産はもちろん、
長く暮らせる住まい を守る

地震等の揺れのエネルギーは建物の弱い個所へ集中します。これにより内装材・外壁のクラック(亀裂)や屋根瓦のずれ等の建物被害が起こります。また、現在の木造住宅は耐震性に優れた非常に固い建物になっています。つまり「固い=エネルギーが伝わりやすい」ということになります。地震の際にタンスなどの家具が転倒する2次災害を起こす原因にもなります。

また、地震が起こるたびに建物は、ダメージを蓄積します。一見なんともないように見えても、本来備えている耐震力がどんどん低下し、半壊や倒壊の危険性が高まっていくのです。「木造建築用制震装置MER SYSTEM(エムイーアールシステム)クロスタイプ」は、建物に伝わる地震エネルギーを吸収するので、建物への負担を軽減することが可能です。

耐震力の劣化

制震装置による地震対策を行うことは、住まう人の生命や財産を守ることであり、長く住んで行くためのわが家を守ることにもなります。

熊本地震からみる、
住まいのその後の状況。

2016年に起き、震度7を観測した熊本地震。この地震に被災した熊本県益城町で、完全に倒壊してしまった木造建物297棟のうち、262棟(88.2%)が2回目の余震で倒壊しました。大きな揺れを1度耐え切れたからといって、その住まいが「安心」ということではありません。

また、益城町中心部で被害にあった1,955棟のうち、補修なし、または補修すればそのまま住み続けられる住まいが1,428棟ありましたが、その2年後調査を行うと、継続して人が住まわれた住宅は898棟。補修せずに更地にしたり、建て替えを行った方が27%もいました。このように地震直後は大丈夫と思われた住まいも、しっかりとした地震対策を行っていないと建物本体の見えない部分がダメージを受け、年月が経つにつれ不具合が生じ、継続して住み続けることが困難になることがあるのです。

完全倒壊した木造建物297棟の内、262棟(88.2%)が2回目の余震で倒壊
熊本城

※参考:国土交通省/国立研究開発法人建築研究所「熊本地震における建築被害の原因分析を行う委員会 報告書」、日本地震工学会論文集2019年19巻1号「2016年熊本地震から2年経過した益城町市街地の被災建物の現況調査」