制震リフォーム
日本では、毎年平均2,000回程度の
地震が発生しています。
さらに、東日本大震災では10,681回、
熊本地震では6,587回もの地震が
日本全国で起こりました。
このような地震大国・日本で生活する以上、
「地震への備えを強化したい」と
多くの方が望んでいると思います。
愛着のある我が家に長く住み続けたい。
子どもたちへ安心な住まいを残してあげたい。
そんな住まいへの「想い」を守るために、
制震リフォームをご提案いたします。
財産と命を守るために不可欠な
制震リフォーム
リフォームには、耐震だけでなく制震も不可欠な理由があります。耐震設計は建物の強度を高めることで、地震による倒壊リスクを軽減しますが、地震発生時には建物が揺れます。この揺れによって建物の構造や設備に大きな負荷がかかり、損壊や倒壊の危険性があります。
そこで、制震装置の導入が重要です。制震装置は地震の衝撃を吸収し、建物の揺れを抑制する役割を果たします。これにより、建物への負担を軽減し、耐震設計だけではカバーしきれない被害を最小限に抑えることができます。制震装置は長期にわたって安定した性能を発揮し、繰り返しの地震だけでなく、交通振動にも対応できます。
制震リフォームのメリット
-
- 地震時の建物の揺れを軽減し、
被害を最小限に抑えることができる。 - 制震装置はフリーメンテナンスで、
繰り返しの地震にも対応できる。 - 住む人の命を守るだけでなく、
建物の価値も守ることができる。
- 地震時の建物の揺れを軽減し、
日本建築の法隆寺や五重塔も「揺れながら」地震に耐えました。建物を単純に固めるだけではなく、「揺れながら」という特性を活かすには制震ダンパーしかありません。また、地震に対しては瑕疵保証がないため、万が一への備えが不可欠なのです。
築年数に応じた地震対策
制震は、ある程度の耐震強度が備わった建物との組み合わせによって効果を発揮します。そのため、築年数が古く現在の耐震基準を満たしていない建物では、制震リフォームを行っても効果を発揮できない場合があります。2000年6月以降の住宅では震度6程度までの耐震性能が備わっていますが、それ以前に建てられた住宅は、制震リフォームに加え、耐震リフォームが必要となります。
セルフ耐震診断書は、お住まいになっている住宅について、ご自身で住宅の耐震診断を行い、住宅のどのようなところに地震に対する強さ、弱さのポイントがあるかなどが簡単にわかるようにできています。
制震リフォームの施工方法
前述したように、制震は耐震との組み合わせで成り立つものです。そして、地震の揺れをうまく制御するには、制震装置の設置場所やバランスがとても重要です。制震リフォームをする上で、住宅の間取りや構造を調査・診断せずに、ただ装置を設置するということは絶対にあり得ません。
制震リフォームでは、壁の内部に装置を設置しますが、天井と梁との間が深い所でも専用の工具を使用することで天井を壊さず設置する事が可能です。ただ壁の一部撤去や補修も工事に含まれます。装置を設置した後には木工事や内装工事も発生するため、間取り変更リフォームやフルリフォームなどと同じタイミングで行うと、工期や費用を削減できます。
建築時期による制震リフォームの流れ
制震リフォームは、制震ダンパーを設置することで揺れを吸収する工法のため、設置条件の制約が少なく、施工費用も比較的安価に抑えられます。築年数の古い木造住宅にお住まいの方で、費用を抑えつつ早急に地震対策を施したいという方は、耐震+制震リフォームがおすすめです。